秋の七草

秋の七草

伊勢神宮(外宮)の観月会に供えられた秋の七草。

の七草は以下の7種の野草のことである。

画像よみ
名称
現在の名称学名科名
Patrinia scabiosifolia1.jpgおみなえし
女郎花
オミナエシPatrinia scabiosifoliaオミナエシ科
Susuki01s3200.jpgおばな
尾花
ススキMiscanthus sinensisイネ科
Platycodon grandiflorum ja01.jpgききょう
桔梗
キキョウPlatycodon grandiflorusキキョウ科
Dianthus superbus var. longicalycinus in Mount Ibuki 2011-08-28.JPGなでしこ
撫子
カワラナデシコDianthus superbusナデシコ科
Eupatorium japonicum flower.jpgふじばかま
藤袴
フジバカマEupatorium fortuneiキク科
Starr 021012-0015 Pueraria montana var. lobata.jpgくず
クズPueraria lobataマメ科
Lespedeza ja02.jpgはぎ
ハギLespedezaマメ科

山上憶良が詠んだ以下の2首の歌がその由来とされている(2首目は旋頭歌)。

  • 秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花(万葉集・巻八 1537)
  • 萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花(万葉集・巻八 1538)

「朝貌の花」が何を指すかについては、朝顔木槿(むくげ)、桔梗昼顔など諸説あるが、桔梗とする説が最も有力である。

文化

春の七種と違い、秋の七草に直接何かをする行事は特に無い。秋の野の花が咲き乱れる野原を「花野」(はなの)と言い、花野を散策して短歌俳句を詠むことが古来より行われていた。秋の七草はそれを摘んだり食べたりする物ではなく、観賞するための物であり、ゆえに「秋の七草粥」という物も存在しない。なお、それぞれの草花には以下の薬効成分がある[4]

  • ハギ:咳止、去痰、胃痛、下痢など。
  • ススキ:利尿。
  • クズ:葛根湯として風邪薬に用いられる外、肩こりや神経痛にも効用がある。
  • ナデシコ:むくみ・高血圧。
  • オミナエシ:消炎・排膿。
  • フジバカマ:糖尿病・体のかゆみ。
  • キキョウ:咳止め、去痰、のどの痛み。

覚え方

  • “おすきなふくは”
    • 表の順による秋の七草の覚え方。「みなえし」「すき」「きょう」「でしこ」「じばかま」「ず」「ぎ」。同様に下記の覚え方もある。
  • “おきなはすくふ”(「沖縄救う」の旧仮名遣い表記)[5]

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目七草を素材として二次利用しています。

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